ファンタジーの限界を乗り越えた「君の声が聞こえる」

rinae

2015年12月21日 11:22

君の声が聞こえる DVD」はファンタジーが取り入れられたドラマの限界を乗り越え、視聴者の好評を得た。これまで韓国ドラマ界においてファンタジーが取り入れられたドラマは多くあったが、蓋然性がないため良い評価が得られなかったのが事実だ。

し かし「君の声が聞こえる」はこのような懸念を払拭させ、ファンタジードラマ成功の歴史を塗り替えた。ファンタジーの登場にもかかわらず、ストーリーに穴が 見えなかったためだ。パク・ヘリョン脚本家は「君の声が聞こえる」の企画意図について「他人の心を読む超能力を持つ少年の話を書いてみたかった」と伝え 「心を読む能力が最も必要な法廷ドラマを書いてみようと思った」と語った。法廷ドラマとラブコメディという基盤の元で超能力というファンタジーが登場した のではなく、ファンタジーを基盤にして法廷ドラマとラブコメディが加わったので可能だったことだ。

君の声が聞こえる OST」は超能力という独特な題材にもかかわらず、視聴者が他人の心を読むパク・スハの超能力を理解できるように誘導し、ドラマの面白みを倍増させ、ヒットすることができた。




最近「君の声が聞こえる」の他にも様々なファンタジードラマが登場し、まざに“ファンタジー全盛時代”が始まった。こんな中、どれほどの作品が“「君の声が聞こえる」ブーム”を乗り越え、ヒットすることができるのか、関心が集まっている。

「君 の声が聞こえる」は終わったが、視聴者は未だ「君の声が聞こえる」の余韻に浸っている。警察大学に合格したパク・スハと国選弁護士の仕事を続けているチャ ン・ヘソンは今後も一緒に暮らし、チャ・グァンウ弁護士も友達として、同僚として隣で二人を見守るだろうというのが視聴者の望みだ。

全18話の短い期間で「君の声が聞こえる OST」が放送終了となり、視聴者の目は新しい水木ドラマ「主君の太陽」に集まっている。「主君の太陽」はラブコメディとホラーを調和させた“ラブコメホラー”という新しいマルチジャンルの作品だ。

関連記事