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病院や企業製品を過度に広告した地上波テレビドラマに対し、法的制裁が下された。

　放送通信審議委員会は22日に全体会議を開き、SBSドラマ『美女の誕生』に重い懲戒処分の「警告」、MBCドラマ『伝説の魔女』にはそれより一段階低い「注意」とした。警告も注意も放送局の再承認・再許可審査で減点要因となる法定制裁だ。

　SBS『美女の誕生 DVD』は全身整形をテーマにしたドラマ。特定の病院を示すキャラクターをそのまま使用、病院名もロゴを一部変えただけで放送し処分を受けた。病院は放送広告・スポンサー告知が禁止されている。MBC『伝説の魔女』はスポンサー企業のパンを登場人物たちに食べさせ、「おいしそうなにおいがしてモチモチしていて、おもちみたいな味がするのが絶品だね」「12時間発酵させているからモチモチしている」などとセリフで言わせていた。これについて放送通信審議委は「スポンサー企業の製品の長所に直接あるいは間接的に言及、過剰な広告効果を与えた」と指摘している。

　また、MBCの時事教養番組『リアルストーリー　目』も警告を受けた。この番組は昨年10月に「光州3母娘殺人事件」について放送した際、事件とは無関係な女性の写真や音声を無断で放送して物議を醸した。さらに、面会を終えて出てきた容疑者の家族に対し無理な取材を行い、これを放送した。